笑み筋体操は2005年に、筑波大学元教授(看護学)の林啓子さんが考案したものです。笑いの健康効果を調べるために、林さんらは糖尿病の患者さ んに漫才を40分見てもらったところ、退屈な講義を受けた場合と比べ、食後2時間の血糖値上昇が抑制されていたそうです。
まさに笑は副作用のないクスリだということで 「毎日お笑いを見て笑うのは難しいが、表情筋のトレーニングを通して笑いを習慣にしよう」 と体操を開発したと新聞記事には書かれていました。
笑み筋体操は現在、介護施設や企業の健康教室などで実施されています。30〜80代の男女22人を対象に、体操前後の変化を調べてみると、抑うつ 気分が軽減したほか、疲労感や眠気、頭痛、肩こりなどの自覚症状も少なくなっていたということです。
笑み筋体操には、笑顔をつくる表情筋を強制的に動かすことで、自然に笑った時と同じように脳が楽しく感じるというメカニズムが働いている可能性が あります。
苧阪直行・京都大学名誉教授(実験心理学)は、「自分で作り笑いをして鏡を見るだけでも楽しくなることが分かっています。楽しいから笑うの反対 で、笑うから楽しいとも言えるのです」 と語っていました。
配信 Willmake143
同学会理事の細井孝之医師は、記事の中で左記のような生活習慣などを基にした10項目の骨の老化チェックを推奨しています。
骨は主に、硬さを保つリン酸カルシウムと、しなやかさを保つコラーゲンなどの骨基質からできています。カルシウムは腸内での吸収を促進するビタミ ンDと一緒に取るのが望ましいそうです。
ダノンジャパンのヨーグルト 「ダノン デンシア」 は、1個でカルシウム350ミリグラムと1日分のビタミンD 5.0マイクログラムが摂取できると記事の中で紹介されていました。
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歩くことは手軽な有酸素運動で、少しずつの累積でも意味があるので、まずは取組むことが重要です。1日に8000歩を目標にする上で、“なぜ、健 康な人は運動をしないのか?” という本が参考になります。
著者は東京都健康長寿医療センター研究所の青?幸利さんです。青?さんらが手掛けた中之条研究(群馬県中之条町で実施した10年以上の追跡調査) の成果は、NHK 「あさイチ」 「おはよう日本」 でも取り上げられ、話題を呼んでいます。
本の中で、1日の歩数と予防できる病気の対応図が載っていますが、下記の図は、それを簡単に整理したものです。
国は、基準歩数に比べて一定量の歩数が増加した場合に、買い物などに使える健幸ポイントを住民に付与する実証事業を地域と期間を限定して始めま した。健康づくりが買い物ポイントにつながる時代がきています。
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食品総合研究所の山本万里さんは 「食事として取った糖質、脂質、タンパク質を消化・吸収していく過程で、体内にたくさんの酸化ストレスが生まれる。酸化ストレスはさまざまな病気のリスク を高めるため、野菜などの食物色素は酸化ストレスから身体を守る働きをしていると考えられる」 と話しています。
強い紫外線にさらされたり、害虫やウィルスなどが侵入したりしたときの防御成分として、植物は色素成分を発達させてきたので、こうした植物の有効 成分を食生活に取り入れることは健康維持に役立つのだそうです。
管理栄養士の杉本恵子さんは、食事のなかに 「5つの色」 を入れるという比較的簡単な方法を提唱していました。
5つの色とは赤・白・黄・緑・黒で、従来の栄養素の分類とは異なるが、いつも意識するだけで必要な栄養素が取れるといっています。
野菜の色を意識することは食事のバランスを整えることにつながるようです。
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この特集には、口腔のアンチエイジングと歯のアンチエイジングが含まれています。その中で、口腔の機能を維持することは全身のアンチエイジングに とって重要な課題であると書かれていました。
顔面にある筋肉の約70%は口腔のまわりに集中していて、顔面の筋肉のうち日常的に使用される筋線維は全体の2〜3割に過ぎないそうです。
だから、年齢とは無関係に筋肉は使用しなければ衰えていきますので、顔面の筋力を鍛えることは口腔の機能維持にきわめて重要なのです。
顔面の筋肉は短期間で鍛えることが可能といわれていて、唾液分泌の促進も期待できます。唾液の分泌量の低下を招くドライマウスは、女性ホルモンで あるエストロゲンの減少が関係する更年期障害の一つとして捉えることができます。
このエストロゲンが低下し不足している状態においては、イソフラボンが補助的に作用し、更年期症状を緩和するといわれています。
イソフラボンはポリフェノールの一種で抗酸化作用があります。大豆由来の機能性成分エクオールがエストロゲンによく似た働きをし、女性特有の変化 を穏やかにしますが、そのエクオール含有食品として、科学的根拠に基づいて開発された大塚製薬のエクセルが、いま注目を集めています。
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TCH(Tooth Contacting Habit)と名づけられた、その歯の接触グセは、顎関節症を引き起こす最大の原因になることがわ かってきたそうです。
自分の歯を最後まで残そうと思ったら、ていねいなブラッシングと定期的な口腔ケアにプラスして、無意識のうちに上下の歯をつける上下歯列接触癖を 是正することを記事では、すすめていました。
ぐっと歯を食いしばっても、あごなどに負担がかかるが、長くは続かない。一方、軽い歯の接触は長時間化しやすく、問題はより深刻化しやすいので す。
TCHがあると、口の周囲の筋肉が緊張を続け、関節に力が加わり続けます。また歯や歯周組織にも影響が出てきます。
通常は、疲れを感じた脳が 「歯を離せ」 と命令を出すのですが、TCHの人はこの命令を抑えこんでしまい、脳が命令を出さなくなってしまうのだそうです。
パソコン作業や細かな数字を扱う作業、車の運転や毎日の家事などで一生懸命なときほどTCHは起きやすいのですが、歯をかみしめることは誰にでも あることです。
大切なのは、クセにしないこと。集中して取り組んでいる時こそ、口の脱力を心がけて下さい。
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NHK解説委員の飯野奈津子さんは 「認知症の人は、生活環境の変化に対応するのが難しいので、病院に入院したりすると混乱して大声を出したり、治療を拒否したりすることが少なくありませ ん。このため、やむをえず身体を拘束したり薬で症状を抑えたりしますが、そうすると、身体の機能が低下し、別の合併症を起こしたりして、入院が長 期化してしまいます。
それによって、以前は自分で歩けた人が寝たきりになって自宅に戻れなくなったりします。病院としても、ベッドが空いていないので、別の救急患者の 受け入れが難しくなったりする問題が起きているのです。
ユマニチュードを取り入れることで、こうした問題の解決につながると期待されている」 と述べています。
ユマニチュードの基本は、相手を見つめること、話しかけること、触れること、できるだけ自分で立つよう支援すること の4つです。
ユマニチュードの研修に力を入れているフランスでは、治療がスムーズにすすみ、薬の量などが減った結果、医療費の削減につながり、職員の離職率も 低下したと報告されているそうです。
このユマニチュードの本は、とてもシンプルでわかりやすいので、家族で介護する人たちにも参考になる部分が多いと思います。
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日常生活の中に、1日に合わせて15〜20分程度のアクティブウォーキングを取り入れると生活習慣病の予防効果とともに、全身の筋肉の強化が図れ ることで体力の向上も期待できます。
また、健康だけでなく筋肉が引き締まり、若々しいからだとプロポーションを維持するのにも役立ちます。
ガムをかみながらのアクティブウォーキングについて書かれた本が、2014年10月10日に出版されました。その「かむかむウォーキング」の著者 は、東京歯科大学の石上惠一教授です。
石上さんは千葉県立幕張海浜公園で2013年11月に開催されたアクティブかむかむウォーキング第1回大会の企画の段階からスポーツ歯科の立場で 参画しています。
石上さんは 「ガムなどによる咀嚼は、一定時間続くと大脳皮質の咀嚼運動領を興奮させ、それが隣接する運動領へじわじわと広がり、結果として、全身の骨格筋がアイドリ ング状態のように活性化された状態となる」 と述べています。
散歩や家事に、特保のガムをかむかむすることを取り入れてみてはいかがですか?
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筋肉には
1.体を支える
2.体を動かす
3.血液の循環を助ける
4.糖や脂肪を燃焼させ熱をつくる(代謝)などの働きがありますが、筋肉の衰えは、こうした働きの低下を引き起こすと書かれていました。
特に女性の場合は、同体格の男性に比べて、筋肉量が6割程度しかないので、中高年以降に筋肉減少の悪影響が大きくなりやすくなります。筋肉枯れを 防ぎ、代謝の低下をくい止めるために、整形外科医の中村格子先生は、適度な運動の継続と筋肉のもとになるタンパク質や、代謝を促進する食物繊維、 ビタミンB群などの栄養素を意識的に取ることをすすめています。例えば、サンマやサケなどの魚類は良質のタンパク質食品で、キノコやイモ、豆類な どは、食物繊維が豊富です。ショウガは血行を良くして代謝を促し、茶葉に含まれる茶カテキンなどのポリフェノール成分も脂肪の燃焼を助けてくれま す。いくつになっても健康で過ごしていくには、筋肉を健康に保つことが大切です。
できるところから生活習慣を見直し、筋肉枯れを予防して下さい。
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特集では、ベジタリアンのような食生活をしていた頃、ニキビに悩まされた経験をもつ女優・中谷美紀さん(38歳)の3つのヘルスケアを紹介してい ます。
一つ目は、自分に不足していた栄養素、たんぱく質や鉄、亜鉛などをしっかり摂取したり、体調に合わせて、健康な肌にも必要なアミノ酸、ビタミン A、B群、C、抗酸化物質のαリボ酸などを増やして摂取している。
二つ目は、血糖値の上がりやすさを示す食品のGI値にも留意しながら糖質を抑えて、赤身のお肉はきちんと食べている。
三つ目は、会食などが続くと胃腸が疲れ気味になるので、プチ断食をして胃腸を休める。また腸内細菌のバランスをよくするために、乳酸菌は毎日 摂取している とのことです。
最近、見た目は体の健康度合いまで表すと言えそうな研究が続々と発表されていますが、中谷さんが実践している3つは、それにそったものといえま す。
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